( ^ω^)がjojoの世界に現れたようです 8話目
- 153 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:01:52 ID:YThTDaC50
- ダッダッダッダッ・・・
ギィッッッ、バタン!!!
フーゴ「はぁ・・・はぁ、ひとまずココまでくれば安心だろう。」
ガクゥッ・・・!
フーゴ「ぐっ・・・!」
ツン「大丈夫ですか!?」
ツン「プリンス!!!」
ドォォォンッッ!!
- 157 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:03:05 ID:YThTDaC50
- ツン「これを飲んでください。体の傷は全回復するはずです!」
フーゴ「だ、大丈夫だ。このくらいかすり傷さ。」
( ^ω^)「フーゴ!何意地張ってるんだお!」
フーゴ「意地なんかじゃあないぜ、ブーン。もう僕は大丈夫だと
言ったんだ。それより考えなくっちゃあならない事が
たくさんある・・・。」
( ^ω^)「フーゴ!!!」
フーゴ「・・・わかった。ありがとう貰っておくよ、ツン。」
ツン「・・・どうぞ。」
フーゴ「・・・」スッ・・・
- 160 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:06:48 ID:YThTDaC50
- フーゴ「さて、僕達はあいつを倒さなくっちゃあならないんだが・・・」
フーゴ「問題がいくつかある。」
( ^ω^)「!?」
フーゴ「・・・まず・・・僕のスタンドの事だ。」
( ^ω^)「スタンド!?」
- 161 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:07:48 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・いいか、二人に言っておく。僕のスタンドがその拳を使う時
何者も近くにいちゃあならない。最低5メートルは離れていて
くれ。もし5メートル以内に入った場合、僕のスタンドのウィルスが
君達を襲う事になる。ウィルスは凶暴で、もし体内に侵入されると
30秒以内に君達を殺す・・・。これは僕も例外じゃあない。」
- 162 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:08:18 ID:YThTDaC50
- ツン「その事なんですが・・・」
( ^ω^)「心配いらないお!」
フーゴ「・・・なんだって?」
ツン「あらゆる身体異常は私のプリンスで『予防』出来ます。あなたの
スタンドの毒も例外じゃあないはずです。ブーンにはさっき『薬』
を渡しました。」
フーゴ「・・・そうか。よかった。」ホッ
フーゴ「・・・だが、まだあるんだ。」
( ^ω^)「?」
- 164 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:09:58 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・僕のスタンド、パープルヘイズの『ウィルス』は、拳についた
カプセルが『割れ』、空中に撒き散らされることに
よって発動する・・・。」
( ^ω^)「知ってるお!」
フーゴ「だが・・・、このカプセルは1つの拳に3つずつ・・・計6つしかない。
そして、もう2つ割れているんだ・・・。」
( ^ω^)「!!」
フーゴ「・・・さらに困った事に、これから、本体を倒しにいくまでに
まだまだ使わなくっちゃあならないだろう・・・」
(;^ω^)「・・・」
- 168 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:11:56 ID:YThTDaC50
- ハッ
( ^ω^)「・・・!そうだお!」
フーゴ「・・・・?」
( ^ω^)「スタンドを使うのを夜になるまで待ったらどうだお?」
フーゴ「・・・なるほど。僕のスタンドのウィルスの拡散範囲を広げ、スタンド
本体まで届くようにするのか・・・。」
( ^ω^)「そうだお!前にブチャラティが話してたのを聞いたお!」
フーゴ「良いアイディアだが、問題が二つある。」
フーゴ「1つは、それをやってしまうと、
際限なくウィルスが拡散して、この街の住人に大きな被害が出る。
さらに、もう1つは、夜になるまでなんて待っちゃぁ
いられないってことだ。」
( ^ω^)「・・・どういうことだお!?」
- 169 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:13:40 ID:YThTDaC50
- フーゴ「夜になる・・・というか暗くなるまであと大体3時間ほどだが・・・、
そうなると間違いなく警察やマスコミがかぎつけるだろう。
軍隊まで出てくるかもしれない。得体の知れない怪物が歩き
回っているんだからな。」
(;^ω^)「・・・」
フーゴ「そうなると、間違いなくツンが生きている事。そして僕達が
組織を裏切っていた事が明らかになる。これは最悪だ。僕達が
モンタギューを倒したとしても一生、組織に狙われることになる。」
(;^ω^)「・・・!!」
フーゴ「さて、あと1つ最大の問題なんだが・・・」
ガキンッッ!!!!
- 171 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:15:38 ID:YThTDaC50
- ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!
フーゴ「(何か入ってきたな・・・)」
スッ・・
フーゴ「・・・」チラッ・・・
グガァルゥルルル・・・
- 174 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:16:49 ID:YThTDaC50
-
フーゴ「・・・ヤレヤレ。よくもまぁ色々と作るもんだ。」
( ^ω^)「な、なんなんだお?」
フーゴ「あれは・・・」
フーゴ「・・・あれはアンドリューサルクスという数百万年前に地球上に
生息していた動物だ。陸棲の肉食獣の中で
最も大きかったと言われている。全長3.5〜4m。トラと
ネズミが混じったような顔をしてる。」
ツン「・・・!!」
フーゴ「・・・大丈夫です。とりあえず今は心配いらない。まだ
拳のカプセルが残っています。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 175 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:17:32 ID:YThTDaC50
- サルクス「 ガグゥゥウッルル・・・ 」クンクン・・・
サルクス「・・・」ピクリ・・・
タッタッタッタッ・・・
( ^ω^)「ちっ、近づいてくるお!」
フーゴ「・・・どうやら気付かれたみたいだな・・・。」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド !
- 176 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:18:41 ID:YThTDaC50
- フーゴ「(皆少し離れててくれ。)」ビッ、ビッ
ド ド ド ド ド ド ド ド ド・・・
フーゴ「(角に隠れて、出てきた所を叩く)」
サルクス「・・・グァルルルル・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!
(;^ω^)「・・・」
チラッ・・・
(;^ω^)「!!!ハッ!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
- 177 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:19:44 ID:YThTDaC50
- ( ^ω^)「上だお!!!フーゴ!!
上にもいるおーーーッッ!!!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド !!!
フーゴ「何ッ!?」
フーゴ「間に合うかっ!?パープルヘイズッ!!」
ドォォォンッッ!!!
ドグシャァァッッッ!!!
バギィィッッッ!!
サルクス1&2「ゴァァァァァッッッゥ・・・!!!!」
ブシュゥゥゥゥゥ・・・ ブスブスブス・・・
フーゴ「・・・(まずい。カプセルはあと2つ・・・)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
- 178 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:20:44 ID:YThTDaC50
-
フーゴ「行こう・・・上へ移動するんだ。見晴らしの良い場所で
アイツを探さないといけない。
本体を叩くしか、あいつを倒す方法はないからな・・・。」
( ^ω^)「・・・わかったお!」
ツン「・・・ハイ!!」
ダッダッダッダッダッダッ・・・
- 179 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:21:21 ID:YThTDaC50
- フーゴ「3階・・・ここが取り合えずこの建物の最上階らしいな。」
( ^ω^)「お土産屋・・・?みたいだお。」
ツン「もう人は誰もいませんね。」
フーゴ「皆すっかり避難したようだな・・・。」
シィィーーーーーーーーーンッッ
- 180 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:22:19 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・(さてどうするべきなんだ、僕は・・・)」
( ^ω^)「フーゴッ!!!」
フーゴ「・・・!?」
( ^ω^)「見るおっ!!!ここから外が見えるお!!」
フーゴ「・・・」ガバッ・・・
ダダッ・・・
ド ド ド ド ド ド ド ド ド・・・
フーゴ「こ、コレは・・・」
ギリッ・・・!
フーゴ「・・・囲まれている・・・!!!」
ドオォォーーーーーーーーンッッッ!!
- 182 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:26:34 ID:YThTDaC50
- *************************************************************
ドーナクス「・・・パンナコッタ・・・。まだ生きてるみたいだなァ・・・。俺の所にお前の
死体が届いていないってことはよォ〜・・・。」
ドーナクス「だが、時間の問題だぜ、パンナコッタ。お前がどう足掻いても、その
数全てを相手に出来るはずがないんだよ・・・。」
*************************************************************
- 183 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:27:13 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・この数・・・まさか園内全ての動物を退化させたのか!?」
チラッ・・
フーゴ「・・・(カプセルはあと2つ。)」
( ^ω^)「ど、どうするお!フーゴ!!」
フーゴ「(さらに、僕達には最大の問題が残っている・・・。)」
フーゴ「・・・どうやっ・・・!?」
ズズッ・・・
- 184 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:27:47 ID:YThTDaC50
- フーゴ「!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
フーゴ「気のせいか・・・今そこの配水管が動いたような・・・」
ズズッ・・・
フーゴ「!!!また!!」
( ^ω^)「なんだお!?」
フーゴ「配水管が動いている!何か中を通って来て
いるのか!?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
- 186 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:28:20 ID:YThTDaC50
- (;^ω^)「・・・」
(;^ω^)「!!!」
(;^ω^)「違うお!フーゴ!これは配水管じゃないお!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
- 188 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:30:14 ID:YThTDaC50
- フーゴ「何ッ!?」
( ^ω^)「これは、巨大な蛇だお!!!!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!
フーゴ「・・・!!!まさか・・・こんな巨大な大蛇が・・・存在したのか!?」
(;^ω^)「こ、これは何て言うんだお!?アナコンダかお!?」
フーゴ「・・・わからない!アフリカニシキヘビのようだが、これは
全長16メートルはある・・・。」
フーゴ「(ま、まずい。こんな所まですでに動物が侵入して
いるとは・・・。この数・・・。このままでは
間違いなく僕たちは全滅だ・・・!)」
- 190 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:31:19 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・」
グッ・・・
フーゴ「ブーン、ツンを連れてこっちへ来てくれ。ゆっくりと
歩くんだ。」
( ^ω^)「!!何か良い案があるのかお!?」
フーゴ「あぁ・・・。」
フーゴ「ツン、君もこっちへ早く・・・。」
ツン「はっ、ハイ。」
タッタッタッタッ・・・
- 191 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:32:20 ID:YThTDaC50
- タッタッタッ・・・
( ^ω^)「?こ、ここは?倉庫みたいだお・・。」
フーゴ「・・・みたいだな。見た所食料庫だ・・・。」
ピタッ・・
フーゴ「さっ、二人ともこの中に入って。」
( ^ω^)「!?」
( ^ω^)「フーゴはどうするんだお?」
- 194 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:34:29 ID:YThTDaC50
- フーゴ「いいから入るんだ!早く!」
(;^ω^)「わ、わかったお!」ダッ・・・
フーゴ「君も入るんだ、ツン」
ツン「はい・・・!」ダッ・・・
フーゴ「・・・あとすまないが僕にもパープルヘイズ用の『予防薬』
もらえるかな?」
ツン「あっ、はい。どうぞ。」スッ・・・
- 195 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:35:12 ID:YThTDaC50
- フーゴ「ツン・・・」
ツン「・・・?」
フーゴ「今まで君に、ツラく当たってしまってすまなかった・・・。」
フーゴ「僕にとってチームは大切な場所だ。リーダーのブチャラティには
大きな借りもある。そのブチャラティに、組織を裏切る
ような事をさせた君をどうしても認めたくなかった
のかもしれない。許してほしい。」
ツン「・・・そ、そんな私は・・・」
フーゴ「・・・君は、絶対に生きてくれ。生きて、モンタギューを・・・。」
- 196 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:37:42 ID:YThTDaC50
- フーゴ「ブーン、君は何があってもツンを守るんだ。いいな?」
ド ド ド ド ド ド ド ド ・・・
ツン「・・・フーゴさん?」
フーゴ「さぁ、それじゃあここを閉めますよ。」
(;^ω^)「!?フーゴはどうするんだお!!」
フーゴ「僕にはまだやる事があるんだ・・・。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!!
( ^ω^)「フーゴ!!!何を!!」
フーゴ「いいか。絶対に僕が迎えに来るまでここを
開けるんじゃあないぜ。」
( ^ω^)「フーゴ!!!」
フーゴ「じゃあ、ブーン、ツン。また後で。」ニコッ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
(;^ω^)「フーゴ!」
ガシャーーーーーーーーンッッ!!!
ガチャッ・・・!!!
- 198 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:41:20 ID:YThTDaC50
- フーゴ「・・・どこをどう間違ったんだ・・・。こんな所で死ぬほど
追い詰められるなんて・・・。僕らしくないな。」
フーゴ「・・・チームにとっての『最悪の事態』。それは敵にツンが捕まり
チーム全体が危機に陥る事!」
フーゴ「それを避けるためなら・・・僕は命だってかける!」
スッ・・・
パクッ パクッ
フーゴ「・・・行くぞ!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
- 203 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:43:29 ID:YThTDaC50
- **************************************************
ツン「・・・」
ツン「フーゴさん・・・何か案があるんですよね!?」
( ^ω^)「・・・わからないお。」
- 204 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:44:18 ID:YThTDaC50
- ハッ
(;^ω^)「でもさっき言ってたお・・・。まだ最大の問題が
残ってるって・・・」
(;^ω^)「まさかフーゴは!!一か八か自分独りでさっきの動物の群れに
突っ込む気じゃあ・・・!!!!」
ツン「そ、そんな!そんなことしたら!!」
(;^ω^)「死ぬお!!!間違いなく死ぬおッ!!」
- 206 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/27(火) 20:45:17 ID:YThTDaC50
- 『バギバギィッッ・・・!!』
(;^ω^)「!?」
『グッ、グァァァァーーッッッ!!!』
(;^ω^)「!!!あれは、フーゴの声だお!!」
(;^ω^)「くっ僕も出るおッ!!!」
ガキィィン!!!
(;^ω^)「!?」
(;^ω^)「そ、外側から鍵がかかってるお!!!」
(;^ω^)「くっ!!フーーーゴォォォーーーーーーーーーッッ!!!」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
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