( ^ω^)がjojoの世界に現れたようです 9話目
24 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:26:28.69 ID:CsGHUqVC0
 私達は今、プーリア州のバーリという街に居る。ここはローマ時代
以降に栄え始めた比較的新しい街で、小さな旧市街地と、駅を中心に
広がっている新市街地の二つの側面を持つ。
 
ブチャラティ「あぁ、そうだ6人・・・あとペットがいるんだが
     大丈夫かい?」

 今、ブチャラティさんが今日泊まるホテルを手配している所だ。私達は
車の中で待っている。


28 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:29:29.44 ID:CsGHUqVC0
ミスタ「・・・」
ミスタ「なぁ、『ジョルジュ』ってよォ・・・」
ツン「はい?」

 ベローナでの動物園の一件以来、外で会話する時は
私は「ジョルジュ」と呼ばれている。
なぜ『ジョルジュ』なのかは知らないが、ブーンがつけた名前らしい。


29 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:33:04.37 ID:CsGHUqVC0
ミスタ「何か『おかしい』よなァ〜・・・」ジロジロ・・・
ツン「えッ?」
ミスタ「もっとこう、シャンとしろよ、一応ギャングなんだからよォ〜。」
( ^ω^)「仕方ないお、ミスタ。元が女の子なんだお・・・。」
ミスタ「ウーン・・・。」
ミスタ「じゃあせめてベルトん所に拳銃でも一丁  
   ぶら下げとこうぜェ〜。」ガッ、グッグッ・・・
ツン「ちょっ!?ミスタさん!?」
ミスタ「大丈夫だよ。それ一番使いやすいヤツだからよ〜。」
ツン「そ、そうじゃなくて・・・」

30 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:34:10.66 ID:CsGHUqVC0
ミスタ「あと、いい加減その言葉遣い何とかしないとなァ〜。」
ツン「・・・言葉遣い・・・ですか?」

クルッ
フーゴ「そうですね。前も言いましたけど、それじゃあ会話を聞かれた
   時に怪しまれますよ。」
アバッキオ「・・・確かに変だな。」
ナランチャ「普段から、男言葉にしといた方が良いんじゃないの?」
ツン「・・・そうですか?」

32 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:35:55.63 ID:CsGHUqVC0
ミスタ「そうだぜェ〜、ギャングなんだからよォ〜、もっとこう
   色んな『パロラッチャ(汚い言葉)』も覚えなきゃあなァ。」
ツン「・・・パロラッチャ・・・ですか。」
フーゴ「・・・別にそれは必要ないんじゃあないか?」


34 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:38:00.62 ID:CsGHUqVC0
ミスタ「いや、絶対必要だねッ!」
ツン「・・・じゃあミスタさん、いくつか教えてもらえますか?」
ミスタ「・・・フーゴ、ペン持ってる?」
フーゴ「えぇ、ありますよ。」ポイッ
ミスタ「そうだな・・・今浮かんだ所だと・・・」パシッ

36 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:38:51.53 ID:CsGHUqVC0
ミスタ「・・・」カキカキカキ・・・
ナランチャ「・・・」チラッ     カキカキカキカキ
アバッキオ「・・・」     カキカキカキ
フーゴ「・・・」ジーッ       カキカキカキカキ
ミスタ「・・・とりあえずこんなもんだな。」カキカキ・・
ミスタ「これ、ちゃんと明日までに覚えとけよなァ〜。
   ニヒヒ。」
ツン「・・・!!」
ナランチャ「・・・ミスタって最低だね。」
フーゴ「『コレ』なんて僕聞いた事もありませんよ。」
アバッキオ「お前、よくこんな短時間でこれだけたくさん
    思いつくな。」
(;^ω^)「・・・ミスタ最低だお・・・全伊が引いたww」

38 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:41:55.38 ID:CsGHUqVC0
ツン「・・・(頑張って覚えよう・・・とりあえず1つ目・・・バ・・・)」
ツン「・・・ンッ?」チラリ・・・
 
   ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・

ツン「・・・!!!!」
ツン「(あ、あの男は・・・!)」

54 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:49:14.87 ID:CsGHUqVC0
     ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・!!
ツン「(車の外、遠くに見えるあの男は!!!)」

   ガチャリ!!!

( ^ω^)「!?ツ・・・ジョルジュ!?」
全員「!?」


55 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:49:50.10 ID:CsGHUqVC0
ツン「・・・すみません。ちょっと失礼します!!」
( ^ω^)「!?どこにいくんだお!!」

ツン「・・・すぐ戻りますから!!!」
       バタンッ!!!

    ダァァァーーーーッッッ!!!

( ^ω^)「ツ・・・!」
( ^ω^)「・・・」
(;^ω^)「ジョルジューーーー!!!(呼びにくいお!)」

**********************************************

59 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:54:37.25 ID:CsGHUqVC0
ツン「・・・(間違いない・・・。さっきのは絶対にあの男だ。)」
             ダッダッダッダッ・・・
ツン「なぜ、バーリなんかに居るんだ!!」ギリッ・・・

      ダッダッダッダッダッ・・・
    バッ!
ツン「・・・(ここの角を曲がって路地裏に入って行ったな・・・)」
            チラッ

    ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・

60 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:55:29.54 ID:CsGHUqVC0
***「さぁ、こっちへ来なさい・・・。」
子供A「・・・ウン。」コクッ

ツン「・・・やはり・・・あれは」
ツン「私を屋敷に招きいれ、『矢』で貫き、
   毎日『薬』を作らせ続けた・・・」
ツン「あの男・・・!」
        ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

ツン「『 モ ナ リ ス 』!!」

61 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 20:56:28.66 ID:CsGHUqVC0
ツン「・・・(そうか、テラポリス周辺で『やりすぎた』から
  わざわざここまで遠征して来たのか・・・)」

ツン「・・・(私がいなくなっても、まだ子供達を
     誘拐してたなんて・・・)」
ツン「・・・」
ツン「・・・(皆を呼びに行った方が・・・)」バッ
ツン「(・・・でも、ここで逃すと、もうどこに行ったか
  わからなくなるかもしれない・・・。)」

65 :◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:03:54.26 ID:CsGHUqVC0
ツン「・・・」
ツン「・・・どうせあと1週間でテラポリスに突入するんだ・・・。
  別に今アイツを『やる』必要は・・・。」

【(#^ω^)「許せないお!!!絶対に許せないお!!!」】
【ブチャラティ「これは『生き方』の問題だ。俺は自分の
      やり方をまげてまで、生きていくつもりはない。」】

ツン「・・・(私は・・・何を言ってるんだ!!ここで逃したら
     また犠牲者が一人増える!)」

【フーゴ「君は、絶対に生きてくれ。生きて、モンタギューを・・・。」】

ツン「(私がこの3週間で彼らから学んだ事・・・それは)」

ツン「( 『真 の 未 来』 と は 『困 難』 を
         『乗 り 越 え る』
      こ と に よ っ て 
          生 ま れ る と い う 事 !)」
       ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!

ツン「もう逃げはしない。過去からも・・・そして未来は
  私の『決意』が『切り開く』!」
      ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!!

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