( ^ω^)がjojoの世界に現れたようです 9話目
- 66 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:05:15.12 ID:CsGHUqVC0
- ツン「・・・」スッ
モナリス「行きますよ。」
子供A「・・・」
ツン「待ちなよ。」
モナリス「・・・」クルッ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 69 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:07:07.19 ID:CsGHUqVC0
- ツン「その子供・・・どうする気なんだ?」
モナリス「・・・?」
モナリス「失礼ですが?」
ツン「その子供だよ。どこに連れて行くんだ?」
モナリス「あぁ・・・、この子はある『お屋敷』に養子に入る事に
決まりまして、連れに来たんですよ。」
モナリス「この子にとっては、とても『幸運』な事です。」
ツン「・・・誘拐・・・じゃあないのか?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 71 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:07:54.10 ID:CsGHUqVC0
- モナリス「・・・」
モナリス「ハハッ・・・何を馬鹿な事を・・・。」
モナリス「・・・それでは、私はこれで。」クルッ
ツン「モンタギュー・ベルナルドに使える、モナリスだな。」
モナリス「・・・!」ピクッ
モナリス「・・・」クルッ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
- 76 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:10:08.50 ID:CsGHUqVC0
- モナリス「どこかでお会いしましたか?」
ツン「・・・さぁね。」
ツン「そんな事はどうだって良いんだ。」
ツン「その子を放しなよ。」
子供A「・・・」
モナリス「・・・『放す』も何も・・・私はこの子の手さえ
掴んではいない。」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
ツン「・・・」
ツン「さぁ、こっちにおいで。」
- 81 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:12:49.44 ID:CsGHUqVC0
- 子供A「・・・」
シィィーーーーーンッッ・・・
ツン「(反応がない・・・。というより意識がないように見えるが・・・)」
ツン「・・・お前、この子に何をした?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・
モナリス「何もしてはいませんよ。」ニヤリ
- 83 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:14:19.07 ID:CsGHUqVC0
- ツン「・・・(一体・・・)」
ツン「・・・ハッ!」
子供A「・・・」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ツン「・・・(頭に何か・・・刺さってる・・・)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ツン「・・・(『フラッグ』・・・か?)」スッ・・・
モナリス「・・・あなた・・・見覚えがあるな・・・どこかで・・・。」
ツン「・・・(まずい!!)」
- 85 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:15:23.92 ID:CsGHUqVC0
- ツン「行くぞ!逃げるんだ!」
ガシッ!!
子供A「・・・」グンッ・・・!
ダッダッダッダッ
ダッダッダッダッ!!
子供A「・・・」
モナリス「ヤレヤレ・・・」フゥ・・・
- 86 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:17:03.75 ID:CsGHUqVC0
- ツン「・・・(このまま走ればとりあえず逃げ切れる)」
『ザグゥゥゥゥッッッッ!!!!』
!!!
ツン「・・・何!?」ガクッ・・・
子供A「・・・」ポタッ・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
ツン「・・・馬鹿な・・・!?(ナイフを・・・?)」
- 87 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:17:54.77 ID:CsGHUqVC0
- モナリス「・・・よくやったな。ピエトロ」
ツン「!!!」クルッ
ツン「!!お前がやらせたのか!!」グッ・・・
モナリス「『仕事』の邪魔をされちゃあ困るんだよ。それに俺の
正体を知られてるってのがもっと困る。
逃がすわけにはいかないだろう、そんなヤツを。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
ツン「・・・!」
モナリス「『お前が誰か』なんて、なるほどお前が言った通り
どうでも良い事だな。ここで死ぬ男の正体など、
気にする必要はない・・・。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!
- 89 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:23:22.96 ID:CsGHUqVC0
-
ドドドドドドドドドドドド!!!
ツン「(こうなると・・・こいつを倒すしか・・・この子を救う
方法は無いか・・・)」
ツン「・・・(問題は2つ)」
モナリス「・・・でもお前どこかで見たことあるなァ〜。気になるなァ〜。」
ツン「(1つは、私がスタンドをまだ『出せない』事。)」
ツン「(コイツは間違いなくスタンド使いだ。見た事はないが・・・)」
ツン「(コイツには私のスタンドを屋敷で何度も見られている。
今ここでスタンドを使えば
間違いなく私の正体がばれる・・・。私がツン・デ・レヴィ
だとわかればコイツは一度モンタギューに報告しに戻ろうと
するだろう。)」
- 90 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:24:24.17 ID:CsGHUqVC0
- モナリス「誰だったかなァ〜?」
ツン「・・・(そうなればチームの皆に危険が及ぶ。)」
ツン「(コイツを倒せると確信した時でなければ私のプリンスを出す
わけにはいかない)」
ツン「(もう1つの問題は・・・)」
『グッ』
ツン「!?(何だ?左足が・・・)」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!!
- 91 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:25:33.69 ID:CsGHUqVC0
- モナリス「どうした?左足に違和感でもあるのか?」
ツン「・・・!!(これは!!小さいが、スタンド!?)」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド!!
モナリス「何が起こってるか・・・お前にはわからないと思うが・・・
20分後には・・・お前の死体が見られるよ。お前の正体もわかる。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
ツン「・・・(動いて・・・?)」
ツン「・・・(違う!!『コレ』は、私の足を『登って』来ている!)」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!
- 106 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:32:25.86 ID:CsGHUqVC0
- ツン「・・・ハッ・・・(あまり見ていると私が『スタンド使い』だという事が
ばれてしまう。」クルッ
ツン「・・・(そしてもう1つの問題・・・それは私が自分のスタンドの能力を
完璧に把握していない事。今まで『右手』で『人を治す』、
『左手』で『生命力の抽出』。
この2つでしかスタンドを使用して
いない。・・・人を殴った時・・・何が起こるのか・・・)」
モナリス「変な正義感なんて持つもんじゃ無いなァ〜。クソの役にも
たたないだろ。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・
- 107 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:33:26.85 ID:CsGHUqVC0
- ツン「ギリッッ!(だがとりあえず今は、
コ イ ツ に 近 づ く !!)」
ド ォ ォ ォ ン ッ ッ ッ!!!
モナリス「・・・」
『ドグシャァァァッッッ!!!』
ツン「!?左足がッ!?」ガクッ
ドシャァァッッ!
- 108 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:34:14.41 ID:CsGHUqVC0
- モナリス「・・・スタンド使いじゃないお前には何を言ってるか
わからないと思うが、」
モナリス「俺のスタンド『ピアニカ』は、お前の体が揺れたりすると『ピッケル』
を打ち付けて登っていく。」
ツン「・・・!?」
モナリス「『登りにくい』んだろ、多分。揺れたりすると。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
モナリス「お前がおとなしくジッとしてれば何もしないがね・・・。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!!
ツン「・・・足が・・・!」チラッ
ピアニカ「・・・」ガシ!ガシ!ガシ!ガシ!
ツン「(スピードが速くなっている?座って、傾斜が緩やかになった
からか!!)」
- 109 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:34:51.45 ID:CsGHUqVC0
- ツン「・・・くっ!!」ガバァッッ!!!
モナリス「・・・!」
モナリス「・・・お前、もしかして見えてるのか?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・・・
ツン「・・・(今は我慢だ・・・。ここでスタンドを見せるわけにはいかない・・・)」
モナリス「・・・」
モナリス「そんなハズはないか。スタンド使いなら、すでに『出してる』よな。」
モナリス「ジッとしてな。痛いのがイヤならな。
- 110 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:35:32.73 ID:CsGHUqVC0
- ツン「(・・・アイツの所まで距離約20メートル。私のスタンドの射程距離は
精々3〜4メートル・・・。近づけるか・・・この足で・・・。)」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!
ツン「・・・(やるしかない!『近づく』事でしか、道は
開けない!)」
ドォォォォンッッッ!!!
モナリス「クレイジーだな。近づいて来るとは。」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド !!!
- 111 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:36:00.62 ID:CsGHUqVC0
- ピアニカ「・・・」ブンッッ!
『グシャァッ!!』
『グザァッ!!』
『ドグゥッ!!』
ツン「・・・!!!グ・・・!」
モナリス「お前・・・何する気なんだ?近づいて来て。やたら
格闘技に自信でもあるのか? まさか『一発殴りたい』
とか少年漫画みたいな事を言い出すわけじゃあないよな。」
ツン「・・・(長い・・・あと10メートル。)」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
- 112 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:37:53.03 ID:CsGHUqVC0
- ツン「・・・」ズズッ
『グシャァッ!』
ズリズリッ
『グシャァッ!』
モナリス「・・・理解に苦しむね。自分の身をそこまで傷つけてまで
他人のために何をするって言うんだ・・・。」
ツン「・・・6メートル・・・」
モナリス「・・・貴様・・・。」
カッ! シュピンッ!
モナリス「質問に答えろォァーーーーーーーッッッ!!!」
ドヒャァァァッッッ!!!!
ツン「!?ナイフ!!!」
ツン「(ま、まずい!避け切れない!!)」
ガキイィィィーーーーーーンッッ!!!
カシャンッ・・・
- 113 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:38:25.30 ID:CsGHUqVC0
- ツン「し、しまった!(スタンドを・・・)」
ドドドドドドドド
モナリス「!!」
モナリス「お前・・・今チラッと腕だけ見えたのは・・・スタンドだな?」
モナリス「・・・スタンドが使えるのに、今まで『出さなかった』のか?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
ツン「!!」
モナリス「何か理由があるんだな・・・見せられない特別な理由・・・!」
モナリス「お前の正体・・・、興味が湧いてきたな!」
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
- 115 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:40:05.47 ID:CsGHUqVC0
- モナリス「・・・だが」
ツン「!?」
モナリス「危険を冒してお前のスタンドに触れる必要も無い。」タッ
ツン「!!」
モナリス「近づいて来るという事は近距離パワー型。このまま
距離をとってれば・・・お前は俺には勝てないんだな・・・?
そうだろ?」タッタッ
ツン「き、貴様!!」ズリィィッ・・・
モナリス「残念だったな。だまし討ちが失敗して・・・。」スッ・・・
- 121 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:43:27.61 ID:CsGHUqVC0
- モナリス「そして・・・俺のスタンドも腰まで到達したようだ。頂上まであと5分
て所だな。」
モナリス「ついでに説明してやる。俺のスタンドは敵の頭頂部まで
上り詰めたら、登った『証』として『旗』を立てる。
よくやるだろ?映画とかで。敵の城を征服した主人公が
城の頂上で旗を掲げたり。」
ツン「・・・何の話だ?」
モナリス「俺のスタンドに『旗』を立てられた人間は、俺に征服されるんだよ。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!
- 122 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:44:47.55 ID:CsGHUqVC0
- ツン「何だと!!!?」
モナリス「俺が、お前の正体がすぐにわかると言ったのはそういう
理由だよ。」
ゴゴゴゴゴゴ!!!
ツン「!!!」
ツン「う、ウワァァァーーーッッッ!!」
ガオォォォォン!!!
バシィィィィッッッ!!
モナリス「無駄だ。あらゆるスタンドの攻撃は、俺のスタンドには無意味だ。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ・・・
モナリス「そして・・・ソイツは登りやすい『ルート』で登っていくぞ・・・」
ツン「・・・!?」
- 123 :1 ◆A/02Sqb2ac :2005/12/31(土) 21:45:46.70 ID:CsGHUqVC0
- ピアニカ「・・・」ガシィッッ!!!
ガッ!ガッ!ガッ!
ドドドドドド!!
ツン「コイツ・・・!(攻撃した方の腕から登ってきた!!)」
モナリス「『そっち』の方が登りやすそうだからな。間違っても
バンザイなんてしない事だ。俺のスタンドが走ってお前の
頭まで降りてくるからな。ハハッ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
ツン「・・・(これで、右腕が・・・動かせなくなった・・・!)」
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